英文ビジネスメールの書き方 vol.3

さて今日から内容をみていきましょう。


まず ? からです。
英文ビジネスメールの本文では、日本式レターで頭語(拝啓)にあたる
Dear がきます。
基本は男性ならDear Mr. (Last Name)、
女性なら、Dear Ms./ Miss/Mrs. (Last Name)となります。女性の場合
は既婚か未婚かで敬称が変わるため、どちらでも使えるMs.を使うのが
一般的です。
また、Doctorや Professorなど特定の学位を持った相手ならば、
Dear Dr. (Last Name)、Dear Prof. (Last Name)とそちらの敬称を
優先します。
※フルネームの方が丁寧と考え、Dear Mr. John Smithのように
ファーストネームも入れてしまわないようにしてくださいネ!
相手の名前が分からない場合、部署や組織宛に送る場合は、下記を
使うのが一般的です。
Gentlemen(米国式)、Dear Sirs(英国式)、
Ladies and Gentlemen(米国式)Dear Sirs and Madams(英国式)
単数の男性宛ならDear Sir(米英共通)、
単数女性ならDear Madam(米英共通)
また、広く「関係者各位」、「担当者様」という意味で、
”To Whom It May Concern”を使うこともあります。
翻訳のご依頼の場合でも、頭語だけでなく、内容も男性か女性かでも
代名詞などが変わってきますので、相手の方の性別やタイトル(お
分かりになれば)などをお知らせいただけるとそれに応じた翻訳を
提供することが出来ます。
そして米国式と英国式の違いは、Dear ?の後に、米国式なら:(コロン)、
英国式なら ,(カンマ)を入れることです。つまり、Dear Sirs: か、
Dear Sirs, という違いがあります。
余談ですが、特に英国の会社や組織の幹部の中には勲章を授与されて
称号を持っている方がいます。英国勲章にはKBE、CBE、OBEなどなど
ランクがあり、表記する時は氏名、カンマに続けて称号をつけます。
そのような相手にはメールというより、むしろフォーマル度最高ラ
ンクの正式なレターを出すでしょうから、その機会はほとんどない
でしょうけれど、その場合の敬称も表記の仕方にまたルールがあります。
男性ならSir John Smith, KBE、女性なら、Dame Ellen Smith, CBE
といった具合です。
敬称については、日本人は呼び捨てに抵抗があるため、外国人の
名前にも「さん」づけをすることがあります。そのため、英文でも
敬称をつけないと失礼とばかり、Mr. John とやってしまっているの
をたまに見かけますが、これは誤りです。ファーストネームにはMr.
は付けません。本文中ではMr. Smith または、ファーストネームで
呼べる間柄なら、Johnと敬称なしで大丈夫です。
※当ブログの例文は全て Whoopee!mail の翻訳者が翻訳しています。
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