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英語でプレゼンテーション vol.1

6月にブログで紹介した、アメリカの司会者オプラ・ウィンフリーによる
卒業式のスピーチのように、上手なプレゼンは、聴衆と1対1の会話でも
しているかのように、聞き手が頷き、前のめりになってくるもの。
今月は、オプラの演説の仕方を例に、プレゼンテーションスキルについて
翻訳者127が解説します。


西洋社会でプレゼンテーションは重要なスキルの1つ。
学校でも「ディベート」や「プレゼンテーション」の授業がよく行われます。
1ヶ月ほど前、私の子供(5歳)の学校でも、プレゼンテーションコンテストが行われ、
6-7歳の男の子と女の子が学校代表に選ばれました。
1人は「イルカが世界で一番にすばらしい動物である」、もう1人は「先生に口答えを
してはいけない」という内容で、市のディベート大会に参加。彼らに対する審査員からの
評価は、「理論的。よく練られていて、マナーもよろしい。」とのこと。。
「エ~、だってまだ6-7歳の作文じゃ~ん。。」というのが正直な感想なのですが、
「郷に入っては郷に従え」で、こうした文化をまるっきり無視するわけにもいきません。

日本でプレゼンの教育を受けていない私は、アメリカ留学当初、プレゼンで原稿を棒読みして
自己嫌悪になることがよくありました。(もちろん原稿を読むことがそもそもプレゼンではNG)。
オプラのように自信に溢れ、聞き手を引き込める人をみると、とても羨ましく思ったものです。
グループプレゼンテーションの際に、自分は全く下調べをしていないのに、私の資料をサラサラっとみて、
まるで専門家のごとく流暢に喋れる人をみて「ちょっと~、それ私の資料なのにぃ~。なんで私以上に
分かったようなことが言えるの~?!」と思うことも多々ありました。反省と悔しさから、プレゼンの
課題は、資料や写真に力を入れて点数稼ぎをした時期もありました。
プレゼンに試行錯誤していたある日、日系移民の歴史についてプレゼンするという課題が与えられ、
偶然にも滅多に手に入らない衝撃的な日系移民差別の写真を持っていた私は、それを利用して
プレゼンテーションを行いました。言葉はいつものように原稿を元にした読み中心の情けない
プレゼンだったと思います。でも資料として使った写真がセンセーショナルだったからかでしょうか。
聞き手を引き込んで感動させることに成功したようで、評価「A+」をもらいました。その瞬間、
私の中でプレゼンについてのパラダイムシフトが起こり、プレゼンテーションは、「自分の知見を
見せびらかすもの」ではなく、「相手の心をどれだけ動かすことができか、なんだ」と思うように
なったのです。それからは肩の荷が少しとれ、喋ることによって人の心を動かすようなプレゼンが
多少出来るようになりました。プレゼンテーションのあと、知らないクラスメートから、
「I liked your presentation!」「Your presentation was great!」と言われることも!

Point 1. プレゼンでは、イントロで聞き手をグイグイ引き込んでゆく構成が重要。
「聴衆が誰なのか?」、彼らは「どんなことを自分から聞きたがっているのか?」を
よく吟味します。一般にはここで"Ice Breaking" : 演説者と聴衆の壁を砕くため、
よくジョークを言うことがあります。
オプラのスピーチの場合、聴衆=黒人女学生(往々にして勤勉な集団である)で、
これはオプラ自分が通った道でもあるわけですから、ジョークなんてまどろっこしいことはせず、
先輩として、短刀直入に自分の思いをそのまま述べていきます。

“I see reflection of myself in your eyes“
「あなた達の目の中に自分が映っているのが見える。」
つまり、「あなた達をみていると、昔の自分をみているようだわ」
"Your crown has been paid for. Put it on your head and wear it."
「今あなた達は、王冠をやっと獲得したのよ。堂々とかぶって見せびらかしなさい!」
と言って卒業生を持ちあげ、間髪入れずに、以下の言葉で同席している家族たちをも
ぐっと引き込んでいます。
「貴方がここにいるのは、あなた達のおばあちゃんたちがの精神があってからのこそ。」
" You are here because of your breath of your grandmother"

同じ道を歩んできたからこそ、出てくるオプラならではの言葉ですね。

次回は、イントロのテクニックの1つ、"Ice Breaking" の例について解説します。

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