英文ビジネスメールの書き方 vol.1

インターネットの発達により、ファックスや書簡でやりとりされて
いたビジネス文書も、昨今ではメールでやりとりすることが当たり
前になりました。
私達、メール翻訳サービス Whoopee!mail も、そうしたニーズを
サポートしています。
日本語の手紙と英語の手紙の書き方に違いがあるように、形式も
私信とビジネスで大きな違いがあります。
レターとメールでも若干異なりますが、ここでは特に英文ビジネス
メールについて、英文レターについても織り交ぜながらお話したい
と思います。
日本語の正式な手紙の形式では、まず、拝啓、謹啓、前略、などの
頭語から始まり、時候の挨拶、そして前付(日ごろの御礼や近況)
の後、やっと本文に入って結びの文となり、それぞれの頭語にふさ
わしい結語(敬具、不一、敬白、早々・・などなど)で結んで、
後付け(日付、署名、宛名)となりますね。
特に、ビジネス書簡では前付のあと、「貴社益々ご盛栄のこととお
喜び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。」
という決まり文句が続きますし、メールでも、ビジネスメールの
書き始めは必ずと言っていいほど、「いつも大変お世話になってお
ります。」というご挨拶が入りますね。
でも、海外とのビジネスではこのような前付はつけずにダイレクト
に本文に入ることがほとんどです。「堅いお決まりの挨拶はさてお
いて、早速用件に入らせていただきます」という感じでしょうか。
先月に連載された「英語と日本語のビジネスメールの言い回し」でも
詳しく述べられている通り、この「いつもお世話になっております」
を英語で表現するのは難しいのですが、日本人の礼儀正しさを象徴
する言葉ですから、その気持ちをどうしても表したい場合、ケース
バイケースで訳していくといった感じになります。
季節の移り変わりを愛で、「和」「礼儀」を尊ぶ日本人としては
何だか礼を欠くような気になりますが、欧米のビジネスはそのあた
りはクールです。
下記は典型的な英文ビジネスメールのスタイルです。
「3月15日に頂いたXXXについてのメールをありがとうございます。」

用件のみ、という感じですよね。愛想がない、素っ気無い印象を受
けますが、ビジネスでにおいてはこれで良いのです。
明日からは、実際のメールを例にとって日本語と英語のビジネス
メールの違いを比較してみましょう。
※当ブログの例文は全て Whoopee!mail の翻訳者が翻訳しています。
このシリーズの翻訳担当者 : Whoopee!mail 登録翻訳者 /007
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